資料-Ⅲ審議経過察

2021年12月20日 15時26分 [茨城県生涯学習審議会]

Ⅲ審議経過察

 平成13年9月26日(火) 第1回社会教育委員会議
今期会議の審議テーマについて,15名の委員が積極的に意見を交換した結果,子どもたちに豊かな人間性を育むための,家庭と地域の教育力を高める支援方策について審議していくことが合意されました。
今後2年間で,子どもへの支援,親への支援,地域社会への支援などについて調査研究をしながら,社会教育の新たな役割について審議していく方向性が示されました。

 平成14年2月15日(金) 第2回社会教育委員会議
審議テーマについて,議長・副議長案が示され,全体で協議した結果,「子どもを健やかに育む環境整備~家庭と地域の教育力の再生を図る社会教育の新たな役割~」にそって2年間の審議を進めていくことに決まりました。
その後,国や本県の家庭教育を支援する施策の状況等と,県内での子育てアンケートの結果をもとに,子どもを健やかに育む環境整備の在り方について各委員から意見をもらいました。
〈主な意見の概要〉
・社会教育委員会議としては教育の面から,人づくりとか親への支援という面から家庭と地域の教育力の
 再生を図るための社会教育の役割について協議していく。
・東京での子育てパートナー構想が参考になる。
・人は出会いを求めている。世代を越えて,気楽に出会える場がほしい。学校の余裕教室を誰もが利用で
 き,そこに井戸端会議のような場ができるといい。
・家庭の教育力が落ちている。社会で子どもを育てていくことが求められている。
・子や親が集まれる場ができるといい。子どもセンター等を紹介するなど,情報を各学校・コミュニティー
 センター・公民館等のいろいろな機関に周知することが必要である。

平成14年6月28日(金) 第3回社会教育委員会議
「青少年をとりまく環境整備のあり方」と「子育てを支援する環境整備のあり方」について議論を深めるため,先進的な事業を展開している東海村青少年センターと水戸市や日立市を中心に活動する子育て応援・ペンギンくらぶの視察を行いました。

  平成14年9月27日(金) 第4回社会教育委員会議
具体的方策(スプリングプラン)の検討と報告書の全体構成についての協議が行われました。
第2回会議で提案された井戸端に代わるものとして,子どもたちにとっても親にとっても身近にある小学校等の学校施設を使って実施してはどうかという内容の提案があり,各委員から意見をもらいました。
〈主な意見の概要〉
・スプリングは泉という意味もあるが,ほかにも春とか跳びはねる,源・原動力といういろいろな意味が
 あって,今回のテーマにふさわしい。
・大阪の池田小であった事件以来,学校開放は現場では消極的な雰囲気があるので厳しいのではないか。
・学校を閉鎖的にするのがいいのか,地域に学校への関心を持ってもらって地域のいろいろな人が出入りを
 し,異常者が入り込む余地がないという状態にして地域の活性化を図るのがよいのか,両方の意見が
 ある。
・一番大切なのは土日の安全管理をどうするのかということ。
・建物に間仕切りを作るとか,夜間や土日の入り口を作るなどの施設の整備も必要であろう。
・学校開放ということで,土日だけに限定するのではなくて,児童生徒と地域の方との交流をウィークデーに
 行い,成果が土日に表れるというように,すべて一週間のスパンの中で考えていく必要がある。
・施設開放だけではなくて,人的交流をどうしたら進められるか,地域がどうやって学校と関わることができる
 かということを考えることが大切。
・学校の先生方が土日の管理が大変であるということになれば,地域の中で第三者による学校の管理者的
 なものを用意して開放しやすくするシステム作りをしていかなければならない。
・地域の指導者を育成することが大切。
・地域の拠点作りについては,基本的に学校施設に焦点を当てて提言していくことにすべき。
・公民館を,もう少し子どもにも開放していくということも盛り込んでいってはどうか。
・コーディネートする指導者について,ある程度具体的にどういうかたちにするかまとめていった方がいい。
・1つは既存の団体に呼びかけるという方法。その他に,今までこういうことはやったことがないけれどやって
 みようかなという団体の掘り起こしも必要。
・学校をどういう形で開放していくのかということをきちんとしておかないと,学校は現実から乖離するのでは
 ないか。
・生涯学習センターであるとか市町村で取り組んでいるもの,県で取り組んでいる社会教育のメニュー,
 実際に取り組んでいる事業との連携をプランの中にきちんと入れるべきである。報告書の全体構成に
 ついて各委員から意見をいただきました。

 平成15年2月21日(金) 第5回社会教育委員会議
報告書(案)の検討を行いました。
事務局から報告書の全体構成について説明があり,各委員から意見をもらいました。
〈主な意見の概要〉
・第1章のスプリング・プランについては,今までにも話し合ってきているので,このままでよい。
・第2章については具体的にどうやっておばさん,おじさんと子育てをしているような若い人との世代を越えた 交わりをさせるかということが課題である。
・本という媒体で人が寄ってきて,動いていく。本を中心に赤ちゃんから老人まで集まることができたら,そう
 いう予算をとってもらえれば,泉がわいてくるのではないか。
・茨城の場合は,コミュニティに学校を取り戻すという,日本中でやっている学校開放と目指してるものが
 違うということをはっきりさせたい。奨励金を出し,民主導で,コミュニティ活性化のために進めればよい。
・茨城方式で,独自のもの,先を見たものを入れていく。
・総合的なことをやっていては,力にならない。一点突破に賛成である。読んでいてアッと思うような,やって みようと思う内容が必要である。
・委員さんの中から,具体的なモデル事業の在り方というものを出してもらいたい。
・大野委員,佐藤委員,有田委員の3人に書いていただく。

  平成15年6月20日(金) 第6回社会教育委員会議
報告書(案)の検討を再度行いました。
事務局から3つの具体的なモデル事業の提案等について説明があり,各委員から意見が出されました。
〈主な意見の概要〉
・読む人たちに新鮮味を感じてもらうには,今まで学校開放が進まなかったことに対し,抜本的な問題提起を
  する必要がある。すなわち,学校の管理方式の変更,生涯学習の大事な施設として一括管理するという
・委員自身が市町村の社会教育委員など,いろいろなところでスプリング・プランについて話をして,プランを
  広げていく必要がある。
・スプリング・プランの図を前に置いて,読む人の興味を引くよう,編集の仕方の工夫をされたい。
・学校の自己評価,外部評価の項目の中に,学校開放の項目を盛り込むべきである。
議長一任による修正を行うことで,報告書が了承されました。

茨城県社会教育委員会議日程
  期日 審議内容
第1回
 平成13年 9月26日 議長及び副議長選出
 審議テーマについての協議
第2回 平成14年 2月15日審議テーマ及び内容について
第3回 平成14年 6月28日東海村青少年センターの視察
子育て応援・ペンギンクラブの視察
第4回 平成14年 9月27日具体的方策の検討(1)
報告書の全体構成とプランの提示
第5回 平成15年 2月21日具体的方策の検討(2)
報告書の検討(提言づくり)
第6回 平成15年 6月20日 報告書のまとめ
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