資料-Ⅰアンケート調査-2
2021年12月20日 15時26分 [茨城県生涯学習審議会]問6-1 あなたが参加した地域社会の親仲間や子育てグループについて経験のあるもの
すべて選んでください。
問6-1 | 割合 | |
1 近所,公園等での集まり | 54.9% | |
2 保育園,幼稚園,小学校,学童保育などで知り合った 親しい親仲間 | 79.0% | |
3 児童館や公民館の幼児サークル・子育てグループ | 28.8% | |
4 子ども関係の団体による子育てグループ文化活動の グループなど | 20.5% | |
5 民間の幼児教室(ピアノ・スイミング教室等)での 親の仲間 | 2.4% | |
6 地域の子ども会,育成会での親仲間 | 9.7% | |
7 地域スポーツクラブ,スポーツ少年団などでの親の会 | 34.4% | |
8 その他(※) | 7.8% | |
9 参加経験はない | 34.4% | |
10 未記入 | 7.8% | |
合計 | 128.6% |
・町のボランティアの方々とのサークル
・自分の友達同士
地域社会の親仲間や子育てグループについて参加した経験のあるものを回答してもらいました。
最も多いのが,「保育園,幼稚園,小学校,学童保育などで知り合った親しい親仲間」,次いで「近所,公園等での集まり」,「地域の子ども会,育成会での親仲間」と続きます。
「参加経験はない」母親は,90人でした。
問6-2 問6-1で「9」と答えた方,その理由をすべて選んでください。
問6-2 | 割合 | |
1 時間がなかった | 4.5% | |
2 知らなかった | 6.8% | |
3 興味・関心がない | 2.6% | |
4 人づきあいが煩わしい | 1.5% | |
5 一緒に参加する友達がいないので行きづらい | 3.6% | |
6 その他 | 1.5% | |
合計 | 20.5% |
家事・育児に多くの時間をとられる母親にとって,地域の人々と積極的に関わることが負担になっているのかもしれません。
Ⅳ地域の子育て支援について
問7 親が安心して子育てに取り組むことのできる環境づくりが大切だと言われますが,あなたが今,最も
求めている支援はどのようなことですか。
問7 | 割合 | |
1 保育園や幼稚園の延長保育 | 21.6% | |
2 仕事を持つ保護者にとっての職場の理解と協力 | 28.8% | |
3 近隣や自治会の協力 | 7.6% | |
4 気軽に相談できる第三者機関の設置 | 13.4% | |
5 子育てに関する豊富な情報 | 19.2% | |
6 その他 | 5.8% | |
7 未記入 | 3.6% | |
合計 | 100.0% |
※「その他」の意見
・子どもがいない世代でも,町全体で子育てを実感できるような町づくりを支援してほしいです。
(町内の何かの達人を講師に招いて1日先生になっても らい,子どもたちとの関わりを持つなど。)
・学童保育の充実を望みます。
・保育園,幼稚園,小学校の教員の質の向上が望まれます。
・何か急用があったときなど,近所で子どもを預かってもらえるような地域の環境や人間関係が欲しいと
思います。
・各中学校区に1か所ぐらいは,天候にかかわらず子どもだけで安心して遊んだり,宿題をやったりでき
る「児童館」のような場所が欲しいです。
・公園など子どもが集まって安心して遊べる場所が欲しいと思います。
・育児休暇制度や子育て後の再就職制度の充実を望みます。
・経済的支援を望みます。
子育て中の母親が,安心して子育てに取り組むことのできる環境づくりとして,「保育園や幼稚園の延長保育」,「仕事を持つ保護者にとっての職場の理解と協力」,「子育てに関する豊富な情報」等を求めている結果が出ました。
県としても24時間いつでも気軽に電話等で相談できる体制の整備をしていますが,さらに周知していくことが求められると言えるでしょう。
また,子育てサポーターやファミリーサポートセンター等の機関の利用を促進するため一層の広報が求められます。「その他」の回答では,保育時間の延長,学童保育の充実や児童館の設置などを求める意見が見られました。
問7 | 割合 | |
1 遊び場や児童館など,子どもが集える場の整備 | 87.1% | |
2 子ども会やスポーツ・レクリエーション団体などの 活動支援 | 36.7% | |
3 親が自然や芸術・文化に親しむ場や機会の提供 | 23.1% | |
4 親子や高齢者等が世代を越えて気軽にふれあう 場や機会の提供 | 26.5% | |
5 非行防止や社会環境浄化活動の強化 | 22.1% | |
6 親や大人がコミニュティ活動やボランティア活動に 参加する仕組みづくり | 13.7% | |
7 青少年活動や子育てグループ活動を支援する人材の 育成 | 21.3% | |
8 その他(※) | 2.6% | |
合計 | 233.1% |
・キャッチボールやサッカーをしたり,基地を作ったり創造的に遊べるような広場が欲しいです。
コンクリートでない,何もない広場がいいです。
・子どもが兄弟や友達と気軽に遊べる公園がたくさんあるといいです。
・地域の大人が子どもたちを優しく,厳しく見守る環境が必要だと思います。
地域で子どもが健やかに育つために必要なものとして,「遊び場や児童館など,子どもが集える場の整備」を求めている母親が多く存在します。子どもたちの安全な遊び場づくり・居場所づくりが求められていると言えるでしょう。
次に,「子ども会やスポーツ・レクリエーション団体などの活動支援」の必要性を感じている母親が多くいます。現在,小・中学校には地域ごとに子ども会組織があり活動していますが,完全学校週5日制の実施に伴って,既存の組織や各種スポーツ・レクリエーション団体等の活動をなお一層支援していくことが求められています。
Ⅴ子育て支援についての行政への要望について
問9 あなたが子どもを育てるにあたって行政に支援してほしいことについて,主なものを3つまで選んでください。
問7 | 割合 | |
1 インターネット等での情報提供の充実 | 3.2% | |
2 親を対象にした子育てについての学習会・講座の開催 | 10.3% | |
3 子育てについての相談ができる体制の充実 | 26.0% | |
4 親子で,あるいは子どもが自由に集える場の整備 (児童館や公民館等) | 66.7% | |
5 子どもを安心して預けられる施設の設置 | 49.3% | |
6 地域の子育て経験者が子育て中の家庭を支援できる 仕組み | 13.2% | |
7 子どもの体験活動のための講座の開催 | 26.7% | |
8 完全学校週5日制の導入による子どもたちの学校 外活動への支援 | 45.1% | |
9 その他(※) | 3.4% | |
合計 | 243.9% |
・夏休み中のフリースクール形式の活動組織を作って欲しいと思います。
・安心して外で遊べる場所が欲しいです。
子育て中の母親が最も行政に支援してほしいこととして,「親子で,あるいは子どもが自由に集える場の整備」を挙げています。問8でも同様でしたが,子どもを育てるに当たって母親の多くは,公共施設(児童館や公民館,公園等)等の場の整備を求めていることが分かります。
子どもを安全に遊ばせたいという親の思いは誰しも同じです。現在は,子どもがそれぞれの家庭間を行き交って室内で遊ぶことも多く,自由にのびのびと外で活動しにくい状況があります。住まいの近くに「安全に遊んだり活動したりできる場」があることが子育ての環境に求められていると言えるでしょう。
現在,県では各市町村の中学校区に1公民館の整備を目標とし,中学校区整備の終了した市町村については小学校区に1公民館の整備を目指しています(表6)。
幼児や小学生,乳幼児を育てる母親が徒歩でも行ける場所(小学校区等)に整備することが必要になってくるでしょう。
区分 | 市町村数 | 目標館数 | 達成市町村数 | 未達成市町村数 |
市 | 21 | 122 | 12 | 9 |
町 | 46 | 93 | 28 | 18 |
村 | 17 | 19 | 13 | 4 |
合計 | 84 | 234 | 53 | 31 |
問10 国では,家庭教育の充実ということで全国的に就学時健診や乳児健診を活用した子育て講座を
開設しています。受講された方は感想をお聞かせください。
・就学時健診の時子どもたちを待っている間,グループディスカッションでしたが,普段話をする機会が
ない方々と話ができて,他のお子さんの家での様子などがわかり,参考になったし安心できたので,
よい時間でした。でも,グループのアドバイザーの方には,今の子育ての実態をや家庭状況をもう少し
把握した上でのアドバイスが必要だと思いました。
・日常生活の中での子どもの成長を記録しておけるし,他の子どもたちとの触れ合いの場としても良い
機会であると思う。
・乳児健診は,保健センターにたくさんの人が集まり,時間がものすごくかかり親子ともに疲れてしまい
ました。地区ごとの公民館などで実施すればいいと思います。子どもも飽きてしまってかわいそうでした。
・子育ての大切さという観点から,就学前にこのような講座はとても重要だと思います。もう少し低年齢の
講座もあると心強いと思います。
・子育てにおける家庭や地域の役割がよくわかりました。
・現代の子どもたちのおかれている環境や,ストレスから発生する様々な問題などがよくわかりました。
・自分も子どももゆったりのんびりという気持ちを忘れず,ともに楽しんでいきたいと思います。
子育てではなく子守り,子どもを見守る姿勢は大切だと思います。何事にもゆとりをもっていきたいです。
・子育てのビデオを見て,肩の荷がおりたような気がします。一人の人間としてほめていきたいです。
・3人の子育てでいつも疲れ切っているので,つい「早く○○しなさい。早く,早く。」と口癖のように言って
いました。今日の話を聞いて,その言葉がだめだったと気づきました。きっと1か月後にはまた言って
いると思いますので,親自身も気をつけて,親子で成長できるようにしたいです。
・就学時健診の待ち時間に講座を受けました。前回は,お母さん同士でのおしゃべりで過ぎてしまった
時間を有効に生かせたようで,とてもよかったと思います。ありがとうございました。
・乳児健診の時には,親が子どもから離れて講座を受けられるように,託児ボランティアなどを用意して
もらいたい。
・初めて子どもが小学校に入学するに当たって不安があります。自分たちの子どもの頃と現代の子どもの
置かれている状況が違うので,先々もこのような機会があればお話をうかがいたいと思います。
・今まで身近にこのような講座があったことを知りませんでした。