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平成17年度 第6回茨城県生涯学習審議会 議事要旨

2021年12月20日 15時26分 [茨城県生涯学習審議会]
2006年2月9日 
平成17年度 第6回茨城県生涯学習審議会
第7期 
議事要旨

・日時 平成18年2月9日(木) 午後1時30分~3時30分
・場所 茨城県立図書館 3階会議室
・出席委員
 幡谷浩史会長,野口不二子副委員長,青山節子委員,飯村清美委員,岡野文昭委員
 神田真由美委員,神戸礼子委員,米納惇委員,立原克彦委員,友末忠徳委員,蓮見孝委員
 藤田絹代委員,藤原佳志子委員,森田清明委員
・事務局
 栗田則夫生涯学習課長, 柴正樹全国生涯学習フェスティバル推進室長
 大曽根徹課長補佐(総括),他

1 開会
2 生涯学習課長挨拶
3 議事
 (1)第3次茨城県生涯学習推進計画策定について
   1推進計画の構成について
   2序章について
   3第1章について
   4第2章について
   5第3章について
 (2)第3次茨城県生涯学習推進計画の愛称について
4 議事概要


(1)第3次茨城県生涯学習推進計画策定について
  1推進計画の構成について

   事務局から,資料をもとに,推進計画の構成について,前回との変更点を中心に説明があった。
(議長)
ただ今の説明について,御意見があればお願いしたい。
意見がないようなので,次に進みたい。
「序章」と「第1章」について併せて事務局から説明願いたい。
2序章について
3第1章について
事務局から,資料をもとに,「序章」と「第1章」について,前回との変更点を中心に説明があった。
(議長)
かなり前回との変更もあるようなので,御意見があればお願いしたい。
(委員)
資料1で「人権教育の充実」を「推進」に変更したが,推進計画の「生涯学習施策体系」の表は直っていないのではないか。
(事務局)
B2 9 の学校教育の部分は「充実」という表現である。この部分は,これから変わる可能性がある。学校教育関係の部分は今の段階で未定である。決定次第取り込むので,「推進」に変更されるはずである。
(委員)
13ページ 5 の イ のボランティアセンターとは具体的にどのようなセンターか。
25ページの(2) 3 人的ネットワークの充実の「県ボランティアセンター」とはどのような組織なのか。
(事務局)
25ページの「県ボランティアセンター」は,社会福祉協議会の組織である。
13ページの「ボランティアセンター」とは,生涯学習センターにある組織である。
(委員)
それぞれの組織が分かるように表記した方がよい。
(議長)
整合性がよく分かるように書いて欲しい。
(委員)
14ページの表であるが,基本的視点と6つの基本施策,生涯学習推進重点プロジェクトがあって,それぞれ5つとか,6つとか,微妙な数となっていて,それぞれの関係が分かりにくい。整理しようと考えたが,整理のしようがない。
そこで,つまり何をやるのかということを分かり易くするために,「推進のためのアプローチ」を考えた。具体的には,「1つはネットワークを広げていくことが大事なんだということ」「2つ目はソフトウェアを考えることが大事なんだということ」「3つ目はハードウェアを整えるということが大事なんだということ」である。基本的視点も6つの基本施策も生涯学習推進重点プロジェクトも,この3つのアプローチで作り上げていくということを付け加えれば,うまう説明できると思う。
(委員)
序章に,少子化や高齢化等の表現があるが,それぞれ茨城が全国の平均から比較してどの程度少子化が進んでいるのか,どの程度高齢化が進行しているのかなどがわかるようなデータ,数値的なものがあるといいのではないか。
(議長)
それでは,事務局から第2章について説明願いたい。
4第2章について
事務局から資料をもとに,「第2章」について説明があった。
(議長)
第2章について,気付いた点があれば発言願いたい。
(委員)
41ページの(4) ア に,「食育推進ボランティアの登録と育成」という言葉が3回も繰り返されているが, 1 の「活動の促進」と 2 の「養成」は同じなのであろうか。
(事務局)
事業については,関係各課にもう一度戻して再度検討する。
(委員)
41ページの(4) ア に,「生涯学習センターボランティアの設置・充実」と「生涯学習センター施設ボランティアの設置・充実」があるが,どのように違うのか。非常に分かりにくい。
(事務局)
確かに分かりにくいので,整理したい。
(委員)
28ページの(イ) 5 に,「エコカレッジ」が入ってくるはずだが書かれていない。「エコカレッジ」は「エコ・アカデミー事業」に含まれるのだろうか。含まれるとしても環境教育はとても大切な分野なので,「エコカレッジ」の項目も追加しておいた方がよいと思う。
(事務局)
関係課に確認したい。
(委員)
14ページの表については,「推進のためのアプローチ」が加わったので分かり易くなった。
生涯学習施設として,県立を含めて市町村の図書館の位置付けもしっかり盛り込まれたのでよいと思う。
細かい文言については検討の余地はあるが,よい計画になりつつあると思う。
(議長)
文言の調整については,県計画や教育プラントも関わってくるため,今後事務局と相談して進めていきたいので,会長一任とさせて欲しい。
(委員)
41ページの(4) ア に,「ボランティアコーディネーターの養成」が新たに加わってよかった。
14ページの表については,重点プロジェクトの5つしかやらないように思える。全部をやった上で,5つをやるということが分かるように工夫して欲しい。
(委員)
14ページの表については,私は逆にもっと重点的にした方がよいと思う。
今なぜこの5つが重点プロジェクトなのかが読み取れない。団塊の世代については分かるが,その他の4つがなぜ重点になるのかが分からないので,説明が必要だと思う。
(委員)
第1次,第2次,第3次と,その間社会状況もかなり変化してきた。そのため,第3次の今回の5年間はここのか所を重点的に取り組むということがよく分かるように,めりはりの利いた表現の方がいいのではないかと思う。ぱっと見たとき,今回はそういうところに力を入れるというのが一目で分かるように,ビジュアル的なものも取り入れた方がよい。
(議長)
続いて,事務局から第3章について説明願いたい。
5第3章について
事務局から,資料をもとに,「第3章」について説明があった。
(議長)
第3章について,御意見があれば発言願いたい。
(委員)
第3章には,今まで話し合ってきたこと,私が実際に地域で体験しながら見てきたことが書かれている。
生涯学習推進重点プロジェクトについては,今の問題,これから5年間に関わる問題が書かれている。後はこの5年間,実現に向けてどこまでやれるか,評価をしていきたい。
平成14年7月の中央教育審議会答申をうけ,茨城県では茨城大学と連携し,青少年育成のための奉仕活動に従事する人材を育成する目的で「ボランティア活動推進講座」を過去3年間開催した。私は初年度受講した1人だが,養成した人材を地域でどう生かし,組織化していくのかという行動計画は示されていないので,これからの課題であると考える。
ボランティアについては,社会福祉協議会の福祉,防災等のボランティア,教育関係,生涯学習関係のボランティアなどいろいろあるから,その辺の整理は必要だと思う。
ボランティアコーディネーターの養成が今後どのようになされるのか興味がある。あとは全体的に大変よくまとまっていると思う。
(委員)
推進計画の冊子が完成したら,どのような方々を対象に配るのか。それによって,もっと分かり易くするとか,見やすくするとか考える必要がある。
(事務局)
冊子は千部印刷し,行政機関,学校,生涯学習関係団体,各都道府県,各市町村等に配布する予定である。概要版は1万部印刷し,広く県民に配布したい。ホームページにも掲載する。
市町村の生涯学習担当者の会議等で理解を求めるようにするし,社会教育主事等の研修においても周知を図っていく。
(委員)
先人とか先祖と人間に限定するのではなく,「茨城に固有な」とか,もっと広い意味の言葉にするべきである。
(副議長)※野口
7ページの生涯学習の理念のところでは,「生涯を通じて学習するということはとても難しいことであり」と言ってしまうのがどうかと思う。
(委員)
47ページの市町村の役割のところだが,茨城では80以上あった市町村が,この4月には44になるということであるので,この変化については触れるべきではないか。
今まで自分が住んでいた「町」という概念が広くなり,便利になったと感じる人もいれば不自由になったと感じる人もいるだろう。だからこの辺にも触れて欲しい。
(委員)
市町村合併で住民の思いは変わってくると思うので,何らかの形で市町村合併については触れて欲しい。
14ページのフロー図の中に,県の総合計画との関連性を上手に入れるとさらによく分かると思う。
(委員)
7ページの「生涯を通じて学習するということはとても難しいことであり」のところは,事務局としては後段を強調したいがために,入れたのではないかと思う。
茨城県は合併問題のほか,南北問題と言うものをかかえている。県北に生涯学習センターができることになり,それぞれのブロックに1つずつになるが,その他の県の施設などは南に厚く北に薄いのではないか。茨城新聞の「羅針盤のコーナー」の担当者が書いた南北交流が解決のキーワードである。生涯学習においても南北問題を解決するというような内容の1文を,基本方針のところあたりに加えて欲しい。
(委員)
7ページについては,「学習するということはとても難しく,一生学び続けなければならないことのように考えてしまいがちですが,」とすればよいのではないか。
14ページについてだが,生涯学習推進重点プロジェクトとは何か,というのを説明する自身がない。例えば,青少年というのがなぜ1番目に来て,それがどうして体験活動なのかということである。意味があるのだから,もう少し詳しくそれが分かるようにして欲しい。
それから,家庭の教育力と地域活動がどういう関係にあるのか。団塊の世代があぶれるので,重点的にやろうというのはよく分かる。地域課題とは一体何なのか。職業能力がなぜここに出てくるのか。もう少しかみ砕いて分かり易くする必要がある。
そうすれば基本的視点,基本施策からはずれて,相当具体的なことを重点的にやるというのが分かるようになるのではないか。
(事務局)
14ページについては,事務局で検討し,委員長,副委員長,起草委員と相談してもう少し分かり易くしたい。
47ページについては,今回の計画で新たに入れた部分であるが,県は何を目指すのかということと県の役割については,今回の計画の新しい特徴や今までのものを踏襲して述べた。
市町村の役割についてはおせっかいになってもいけないが,これだけはやってもらわないとならないということを工夫して書いた。
市町村の生涯学習推進計画の策定については,計画を作るように指導すれば,必ず何を参考にすればよいのかということになるので,「国の答申や県の計画等を参考に」と盛り込んだ。
また,住民の企画段階からの参加をというのを入れた。公民館等についても,利用時間の延長などをさりげなく入れてある。
市町村合併が進むとかなり広域化し市町村の力も違ってくるので,それを踏まえ,少し変更したい。
(委員)
14ページの図表は、簡単に茨城県の計画を説明するようにと言われたときに重要なものである。それと同時に,生涯学習推進体制がどうなっているのかということも重要である。
県庁内の生涯学習推進組織の図が53ページに載っているが,これだけではなく,県庁本体を中心に,外部の機関,団体等を含めて,これで茨城の生涯学習推進体制の全貌が分かるというようなものがあったらよいのではないかと思う。県庁の組織があり,その下に5つのセンター,生涯学習施設,広域学習圏推進協議会,運営協議会,ボランティアセンターなどいろいろなものが体制の中に含まれた組織図である。これがあれば,生涯学習推進計画の説明も容易になるし,全国生涯学習フェスティバルにおいてPRもできる。
(事務局)
計画の中に入れるのは難しい。計画は基本的な考え方を示すもので,これは条例等で決まっている組織で進められていく。また,事業を実施する組織については,毎年変わっていく。だから,5年間の計画の中にこういう組織図を入れると,5年間これでいくのではないかと思われる。この計画を進めるに当たり,別資料,参考資料で作成することは可能であるが現在の計画の本体の中に入れるのは逆に誤解を生む可能性があろう。
(委員)
この計画の本文の中に,広域の協議会,センター等が出てくるが,計画に出てくる範囲内でよいので,茨城の生涯学習推進体制の全貌がわかる組織図を作って欲しい。
(議長)
別冊でもいいので,茨城の生涯学習推進体制の全貌が一目でわかる組織図を作成してもらいたい。
(事務局)
附属資料として作成できるよう検討させて欲しい。
(委員
29ページの(エ)芸術文化活動の推進 11に,国民文化祭への派遣,全国高等学校総合文化祭への派遣という言葉があるが,「派遣」というのは表現としておかしいのではないか。
(事務局)
関係課から提出されたものなので,確認したい。表現としては「参加」の方が相応しいと思われる。
(議長)
次に,第3次茨城県生涯学習推進計画の愛称について,事務局から説明願いたい。

(2)第3次茨城県生涯学習推進計画の愛称について
事務局から,資料をもとに,第3次茨城県生涯学習推進計画の愛称について説明があった。
 ・新たなメッセージとなるようなものにしたい。
 ・事務局(案)として「さんさん かがやき 生きがいプラン」 と出したが,前期も「生きがいプラン」なので,生きがいという言葉を使わないのはどうか。
(議長)
前回も御意見をいただいたが,もう一度御発言をいただきたい。
(委員)
生涯学習もつきつめれば生きがいなのだろうが,一般県民は,「生きがい」というと,高齢福祉課の冊子というイメージが払拭できないような気がする。
事務局で説明があったように,今までと全く変って,「学び よろこび かがやきプラン」とかがいいと思う。
(委員)
最初「さんさん かがやき」でいいと思ったが,生きがいだけにこだわらずに,皆さんの心に響くものになるとよい。そのままストレートに生きがいを使ってもいい気もするし,冊子の意味合いをストレートに表現するのであれば,「さんさん」でよいのではないか。
(委員)
生涯学習とは,生きがいなので,生きがいでよいと思う。「さんさんと輝く」ということと合わせると,「さんさん かがやき 生きがいプラン」でよい。
また,学ぶということを前面に出さない方がいいような気もする。
「さんさんと輝く」のもよいし,「人が輝く」のもよい。
(委員)
「さんさん」は明るいイメージがある。
福祉なのか生涯学習なのか迷うが,「学び」という言葉を使うと固いような気もする。
(委員)
これから目指す生涯学習は,やはり「生きがい」だと思っているので,「さんさん かがやき 生きがいプラン」でよい。
(委員)
「さんさん」と「かがやき」と「生きがい」は並列でなく,生きがいにかかる。これだと福祉政策みたいな感じがする。
学ぶという言葉をどこかに入れないと,今後5年間の表題と分からないのではないか。
(委員)
福祉的イメージがあり,高齢者の生きがいみたいな感じにもとれる。生きがいより学び的な言葉が入った方がよい。
(委員)
「さんさん」のままえよい。「学び」という言葉を使うとどうしても押しつけの印象を受けるので,この計画に対する県民の親しみにブレーキをかけるのではないか。
(委員)
生涯学習の理念や生涯学習の推進目標の中からとった内容で,「学びを楽しみ」「輝いて生きがいをつくっていこう」ということだからこれでよいのではないか。
(副議長)
「生きがい」はすでに福祉をも含めた「生きがい」である。
「さんさん」という言葉は今まで使われたことがないので,これでよいのではないか。
(議長)
おおよそ各委員の意見も分かったので,あとは事務局と相談したいと思うが,「さんさん かがやき 生きがいプラン」がいいのではないか。「生きがい」とは,福祉分野も含めた「生きがい」である。
(委員)
「さんさん」は,参加・参画の「さん」で,「○○さん,△△さん」とお互いに呼び合って交流する「さん」だという注釈を入れればよいのではないか。
(事務局)
学ぶことは年齢に関係ないく「生きがい」である。誤解のないよう,キャッチコピーの意味が正しく県民に浸透するよう注釈を付けたいと思う。
(議長)
今後,県計画や教育プランとの関連で細かい文言の修正等があるかも知れないが,それについては事務局と相談しながら進めたいので,会長に一任願いたい。
第3次茨城県生涯学習推進計画を出すにあたり,審議した委員の皆さんの名簿を載せたいと考えているが,いかがか。
(委員)
個人情報の保護もあるが,情報公開ということもあり,名前は出すのが責任である。基本は公開だと思う。
(委員)
住所を出さなければよい。また,この発言はこの委員のものだとは直接結びつかないのだから,名前は出してしかるべきだと思う。
(議長)
名簿は載せることにする。
以上で本日の会議を終了する。
平成17年度 第6回茨城県生涯学習審議会 議事要旨 2021-12-20 [茨城県生涯学習審議会]
平成17年度 第6回茨城県生涯学習審議会 議事要旨
2021-12-20 [茨城県生涯学習審議会]