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平成16年度 第1回茨城県生涯学習審議会

2021年12月20日 15時26分 [茨城県生涯学習審議会]
2004年11月29日
平成16年度 第1回茨城県生涯学習審議会
第7期 第1回茨城県生涯学習審議会
議事要旨

・日時 平成16年11月29日(月) 午前10時~
・場所 県庁11階共用会議室
・出席委員
 幡谷浩史会長,野口不二子副委員長,青山節子委員,飯村清美委員,池田幸也委員,磯良史委員
 大久保博之,神尾圭太郎委員,神田真由美委員,神戸礼子委員,米納惇委員,澤畠俊光委員
 立原克彦委員,蓮見孝委員,速水智子委員,藤田絹代委員,藤原佳志子委員,森田清明委員
・事務局
 助川幹夫生涯学習課長,熊田勝也課長補佐,他

1 開会
2 教育長挨拶
3 会長,副会長選出
  会長:幡谷浩史,副会長:野口不二子 がそれぞれ選出された。
4 議事
 (1)審議議題について
 (2)新茨城県生涯学習推進計画について
 (3)起草委員について
 (4)その他
5 議事概要

(1)審議議題について
  事務局から審議議題の安として「生涯学習社会の構築を目指す本県の推進方法について
  (新茨城県生涯学習推進計画の策定に向けて)」について説明があり ,同案を第7期の審議議題とすることが決まった。

※事務局案の理由
現在の新茨城県生涯学習推進計画の計画期間が,「茨城県長期総合計画」及び「いばらき教育プラン」の計画期間と同じく,平成13年度から平成17年度までの5年間であることから ,平成18年度からを計画期間とする新しい生涯学習推進計画を平成17年度中に策定する必要がある。
 
(2)新茨城県生涯学習推進計画について
  事務局から「新茨城県生涯学習推進計画」について説明があった。

(委員)
新茨城県生涯学習推進計画を県の新しい計画に整合させ,更に新いばらき教育プランにも整合させるということを同時進行していかなければならない。新計画の答申は平成18年3月にならないと出ないようだが ,同時進行しているものをどのように準拠させていくのか。
(事務局)
県,あるいは教育プランの新しい計画ができてから,それを受けて生涯学習バージョンを考えていくということではなく,同時並行で検討していくということで考えている。
(委員)
同時に進む中で,先に話し合われたものが有効性を持って優先され,その後での話し合いでは新たな発想や独自性に抑えがかかるのではないかという不安を感じる。
県の生学習を県民のレベルに広めていく上で,全国生涯学習フェスティバルとの連動性を考えた方が良いか,それともフェスティバルはある程度一過性のものと考えるべきなのか。
(委員)
今ここまでの審議会で話し合われたことが実施されて結果,どのような課題があるのかを整理してほしい。また,生涯学習課を中心に実施してきた事業が ,どのような成果をあげ,どのような課題があるのか,事業の「評価」資料も提示してほしい。
(委員)
周囲のさまざまな出来事などを見ると,世代を超えたコミュニケーションが必要だということを感じる。
(委員)
豊かな生活を求めて人々が生きていくためには,住民の主体的で自立した活動による地域づくりというものが大切になってくると思う。
同時に,地域の中のコミュニティづくりの推進というのも大事になってくると思うので,主体的・自立的活動による地域づくりであるとか,地域のコミュニティづくりの推進等のために役立つ生涯学習というものをどのように進めていったらよいのかということに目を向ける必要がある。
(委員)
「生涯学習」という言葉を,この審議会でどうとらえていくのかということを,その都度確認することが必要である。それに関連して,学校,家庭の教育と生涯学習をここでは連携でとらえるのか ,含んでとらえるのかということによって,検討する方向性が大分違うのではないかと思う。
審議議題だが,生涯学習社会の構築ということばで案が出されているが,これまでは一人一人のありようというような形で生涯学習支援・推進が検討されてきたかと思うのだが ,社会の在り方そのものを今回は検討するのだろうかという疑問を感じている。
(委員)
この審議会は創造する喜びを広げる生涯学習の推進という中の細かい施策を検討していくのだろうと認識した。
(委員)
その人の生きている実存といったものと結びついた生涯学習を常に考えていかないと,カルチャー教室にとどまってしまい,本当の生涯学習の意味を失ってしまう。
(委員)
今回県の総合計画審議会に3つの部会ができたわけだが,その中で人が輝く茨城づくりという部分と生涯学習が連動する必要がある。
世代間交流というものをどう考えていくか,今さまざまな課題を抱えている親と子の関わりといったものについて取り組んでいくこと,それから,地域社会の中で家族の在り方や人と人との関わり方というものをしっかりと受け止めた生涯学習の在り方というものを考える必要がある。
(委員)
県の生涯学習推進の目標に,人づくりと地域づくりというものがあるわけだが,人づくりの方は,どの生涯学習施設でも教養・趣味など習い事のようなことが盛んに行われているのだが ,地域づくりのための生涯学習というのはあまり出てこないのではないか。
(委員)
合併が進んだ状況になると,合併した市町村を1つに融和する役目をするのがこの生涯学習的な事業だと思っている。
県,市町村,個人が繋がることができて情報がわかるという施策がこの先5年間の中で必要だと思う。
実際的な数値的・指数的データと合併の内容とか,この先5年間で茨城県は具体的にこう変わるといった資料があれば見たい。また,他県の基本計画または推進施策で ,おもしろくて参考になる都道府県の例があれば,抜粋でかまわないので数値のデータとともにいただければと思う。
(委員)
今までのむら社会的な力の強いものがみんなを引っ張るという時代から,みんなで力を合わせて課題を見つけて解いていこうとういう動きがいろいろなところにたくさん起こってきているとい大きな変化があるので ,そうした力をどう社会の中に活かしていくかということが大切なのではないか。
「生涯学習社会の構築」という今回の審議テーマだが,よくとらえればこれで良いし,堅くとらえるとなると,社会という部分で,社会制度という構造に人が組み込まれていかなければいけないという意味が合い生じる。
(委員)
今後,生涯学習というものは生きることそのものである,という位置づけになって,もっともっと広く考えても良いのだろうという風に認識している。そうなった時に ,この審議会でまとめた意見を総合計画の方にどう持っていくかということが私たちの大事な役割なのではないかと考えている。
(委員)
郷土が活力ある住みよい茨城へ,他県から移り住みたい茨城へとなるためのプランを作っていくためには,生涯学習というものが今後とも大きなポイントになるだろうと思う。
(委員)
財政的に厳しい中で,学ぶことが個人の楽しみで止まってしまうのでは,生涯学習の範囲ではあるけれども,県の費用を使って積極的に力を入れてやることかどうかということについては疑問がある。
市町村合併の変化の中で強く感じることは,広域になるということよりは地域の自立ということである。合併を越えた中で地域が揺るぎなく自分たちの個性を持って ,そこに暮らしていることに自信と誇りを持てるような人たちが育つというような,生涯学習的な目標が大きく掲げられたらいいなと思っている。
何か課題的なものを学ぶことだけにとどまらず,まりづくり・地域づくりを学ぶといったようなことがたくさんあればいいと思う。
全国生涯学習フェスティバルというものが,県民全ての方々に目標として行き渡るようなメッセージが届くものとして行われ,ただ単なるお祭りで終わらないことを期待する。
(委員)
生涯学習の施設に関わっている者として感じることは,生涯学習の事業に参加してくるのは中高年の方ばかりで,若い人は何をしているのだろうかということである。若い人たちにどうしたら参加してもらえるのかということをこの場で考えてみたい。
(副委員長)
「生涯学習社会の構築を目指す」という今回のテーマの社会というのはピラミッドのように上から落とすのではなく,茨城県の県民をよくするためにみんなで考える ,その社会を築き上げよう,その社会の構築をしましょうということだと思う。
各々自分の自立もさることながら,市町村の自立もみんなで図るということがここで審議をしていく上で必要なことではないか。
(会長)
第1回から6回目までの反省点はどうだったのかという厳しいご意見を受けて,次の機会にはきちんと進捗状況のご報告をさせていただくということで ,私の意見とさせていただきたい。
 
(3)起草委員について
起草委員については,筑波大学教授の蓮見委員と常磐大学教授の池田委員が推薦され,満場一致で決定した。
 
(4)その他
事務局から会議録の公表について提案があり,議事要旨を教育委員会のホームページで公開することに決定した。
平成16年度 第1回茨城県生涯学習審議会 2021-12-20 [茨城県生涯学習審議会]
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