【会員向け情報】講座・イベント情報の掲載について

令和への改元を契機として、天皇・天皇制のあり方に注目が集まっています。

しかし、その歴史について詳しく振り返る機会は、あまりないのが現状ではないでしょうか。そこで本講座では、明治維新から現在にいたるまでの天皇・天皇制の歴史について、最新の歴史研究の成果をふまえつつ、考えていきます。大日本帝国憲法（明治憲法）における天皇の位置づけや、民衆の天皇観、戦争と天皇の関わり、そして戦後の象徴天皇制の様相について検討していきます。

■日時■　日曜日　10:00～12:00　

  ①　7/5　   近代天皇制の形成　

　　　　　   大日本帝国憲法に定められた天皇制は、どのようなものだったのか
  ②　7/12    近代天皇制と民衆

                    戦前の人びとにとって天皇はどのような存在だったのか
  ③　7/19    近代天皇制と戦争

                    天皇は戦争とどのようにかかわったのか
  ④   7/26    象徴天皇制の形成と展開

                    戦後、新憲法の下で天皇制はどのように位置づけられ、 展開したのか
  ⑤   8/2      象徴天皇制のこれから

　　　　      近年の天皇・天皇制についての議論はどのようになっているか

■講師■　佐々木　啓　(茨城大学人文社会科学部人間文化学科　准教授)

                                    専門は、歴史学（日本近現代史）で、特に戦時から戦後初期の社会や政治のあり方について研究している。
　　　　　　　　　　　　著書に『「産業戦士」の時代』（大月書店、2019年）などがある。